4.MQLの書き方 – プログラムの基本
EA作成におけるプログラミングの基本は、とても単純です。
- データを取得する/計算する
- データを確認する/比較する
- 条件を満たしたら注文する/決済する
EAが主にやっていることはこれだけです。
例えば「現在の売値(Bid)はいくらなのか調べて、100.000よりも下なら買いたい」という処理を書くなら…
- Bidを取得
- Bidを100.000と比較
- 2.が真なら買う、偽なら何もしない
という処理をOnTickに記述します。
OnTickは、値動きがある度に実行されますので、上記の1~3の処理がティック毎に実行されることになります。
他の多くのプログラミング言語でも言えることですが、プログラムは上から下に向かって処理されていきます。
条件分岐やループといった、プログラム構文(次回以降で解説)を使うと、記述した処理を飛ばしたり、上に戻って繰り返すという事も出来ますが、原則的には上から下へと処理が進みます。
また、処理は基本的に1本の線で繋がっています。
条件分岐やループがあっても同じで、処理の流れは「1本の糸」で表すことができます。
これをシングルスレッドと言います。
ずら~っと書かれたソースコードを初めて見ると混乱してしまいますが、上から順に1つずつ処理の意味を確認しながら書いていきましょう。
次回は、具体的なプログラミングに入ります。