トレンドを思う
トレンドとは。
初心にかえり、とりあえずググってみる。
トレンドとは、「相場の方向性」を意味します。
FX取引でも毎日のレートを見て売買をするわけですが、毎日の為替レートは上下に変動します。この毎日の変動が小さなトレンド(短期トレンド)をつくり、その小さなトレンドが大きなトレンド(長期トレンド)を形成します。
FX取引における「トレンド」とは、価格の方向性をいいます。
FX市場では価格に方向性が発生することがあり、テクニカル分析では、主に、このトレンドがどのような状態かを分析を行います。
トレンドは大きく分けると「上昇トレンド」「下降トレンド」「トレンドなし」3種類に分けられます。
また、トレンドの長さも短期的なものから中長期に及ぶものまであり、各時間帯でどのようなトレンドが発生しているかを分析する必要があります。
”トレンドとは方向性である”という認識で良いようだ。
”方向性”と聞くと幾分抽象的な印象を受けるが、要するに、上か下かという事に他ならない。
価格が次に向かう方向が上か下か分かれば、これほど嬉しい事は無いが、トレンド把握はあくまで現時点での方向性の確認である。
トレンドが継続するか否かの判断には、一般的にダウ理論が使われる。
また、トレンド転換の判断にはトレンドラインブレイクや三尊などのパターンがよく用いられる。
トレンドの存在をチャートで確認する場合、トレンドラインやチャネルを引くシーンが多く見られる。
綺麗に線が引けると確かに気持ちいいのかもしれないが、個人的には綺麗さはどうでも良いと思っている。
トレードありきでも考えてみる。
例えば、かなり大雑把だが「ロングをしてよく勝っているなら、上昇トレンドである」という事が言えるかもしれない。
上下固定のpipsでエントリーした場合の勝率理論値は約50%だが、60%、70%の勝率を記録しているなら、その時トレンドが発生しているだろう。
下図は、一定条件で±30pipsのトレードを行なわせた際の勝率推移をサブウィンドウで表示したもの。
勝率はその時点での過去1,000本のバー内で行うトレードを対象に計算している。
赤線がロングトレードの勝率、青線がショートトレードの勝率。
チャートの上昇場面では、ロング勝率が6割以上、ショート勝率が4割以下になっている箇所も見られる。