通貨強弱インジケータ(Currency Strength)

通貨強弱を表すには、各通貨ペアの値動きを足し算する。
例えば、以下の主要8通貨がある。

  • AUD
  • CAD
  • CHF
  • EUR
  • GBP
  • JPY
  • NZD
  • USD

ここで、USDの強さをどこに位置付けるかを考えると、USDが他の7通貨に対してどの程度上がったか/下がったかを計って、その和が現在のUSDの強さだとすることができる。

「Currency Strength」でググると、
Currency Strength Chart – FXの通貨強弱チャート
と、
通貨の強弱チャート(Currency Strength) | OANDA FX Lab-education(オアンダ ラボ)
がヒットする。

FXの通貨強弱チャートの方は、今日と昨日の2日間のチャートだけが確認可能。
オアンダ ラボの方は、もう少し期間に幅を持たせることができるが、更新頻度を最短にするためには口座開設&ある程度の量のトレードが必要。

カスタムインジケータを書ける人であれば、自作することができる。

MT5でインジケータを作ってみて、今日の0時からの通貨強弱を5分足チャートで表示させてみる。
前述の主要8通貨を表示して、右側に順番通りに通貨名を表示した。
適用したチャートの時間足単位で比較するため、1分足なら1分ごとに更新される。

パラメータを少し用意。

・Days
何日間の値動きを比較するかを指定できるようにした。「1」なら今日の0時からのデータが表示される。
「2」を指定すると、下図のように昨日の0時からのデータになる。
制限はつけていないので何日前を指定しても良いが、ほどほどに。
なお、あくまで日付で数えているので、前日チャートが動いていなければ、「2」を指定しても当日のみのデータになる。

・Label Font Size
・Label Margin
右側に表示する文字の大きさと行間の指定。一応。

・各シンボル名
主要8通貨の通貨ペア名の指定。接続しているブローカーによって、通貨ペア名が異なるかもしれないので念のため指定できるようにした。普通の通貨ペア名を使っている所ならデフォルトのままで大丈夫。

また、日付変更時にデータはリセットする。
Daysが「1」なら前日のデータが無くなるし、「2」なら昨日の分のデータが再描画されて今日がスタートする。

例:Daysに「2」を指定。

23:55時点では、2日分の通貨強弱が表示されている。
23:55を過ぎて、0:00のバーが出現すると、

1日分だけが再描画されて今日が始まる。

多分、複数の通貨ペアのデータを参照する必要があるので、必要となる全ての通貨ペアのデータが入っていないとうまく動作しない。
あと、タイムフレーム切り替え時にうまく読み込めないことがあるかもしれない。再度切り替えるなどして再読み込みしてもらえれば大丈夫だと思う。

これをストラテジーテスターで走らせると、各通貨ペアのデータを読み込んでからでないと動き出さない。これと同じことが通常のチャートでも起きているのかは調べていないが、チャートを開いてすぐに適用してもなかなか出てこないので、何かしら対処が必要なのかもしれない。
その辺を整備しておらず、そこそこ拙い状態なのでソースは割愛。

インジケータファイルが必要であれば以下のリンクからどうぞ。

Currency Strength(MT5用)をダウンロード

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