6.演算子まとめ

プログラムで使用する演算子をまとめます。

算術演算子

算術演算子は、演算子記号の両側に値を記述して、その計算結果を返します。

記号 意味 記述例
+ 加算 1+2
a+b
減算 1-1
a-b
* 乗算 2*5
a*b
/ 除算 10/2
a/b
% 剰余算 10%3
a%2

代入演算子

単純な代入も演算子のひとつです。
また単純な代入だけでなく、変数に対して計算を行い、その結果を再び同じ変数に代入する演算子があります。

記号 意味 記述例
= 代入 a=1
+= 加算して代入 a+=1
※a=a+1と同義
-= 減算して代入 a-=1
※a=a-1と同義
*= 乗算して代入 a*=2
※a=a*2と同義
/= 除算して代入 a/=2
※a=a/2と同義
%= 剰余算して代入 a%=2
※a=a%2と同義
++ インクリメント
(値を1増やす)
a++
a=a+1と同義
-- デクリメント
(値を1減らす)
a--
※a=a-1と同義

比較演算子

比較演算子は、左辺と右辺を比較し、大小などを評価した結果を返します。
結果はbool型で、真(true)か偽(false)の値になります。

記号 意味 記述例
== 左辺と右辺が等価であればtrue a==b
!= 左辺と右辺が非等価であればtrue a!=b
> 左辺が右辺より大きければtrue a>b
< 左辺が右辺より小さければtrue a<b
>= 左辺が右辺以上であればtrue a>=b
<= 左辺が右辺以下であればtrue a<=b

論理演算子

論理演算子は、いくつかの比較演算の結果を組み合わせた条件を書く場合に使用します。
「〇〇が□□、かつ△△が××」「〇〇が□□、または△△が××」などです。
よって、論理演算子の左辺と右辺には、比較演算が入ります。
論理演算市の結果はbool型で、真(true)か偽(false)の値になります。

記号 意味 記述例
&& 論理積(~かつ~) a>1 && b>1
aとbどちらも1より大きければtrue
|| 論理和(~または~) a>1 || b>1
aが1より大きいか、bが1より大きければtrue
! 否定(~でない) !(a>1)
※aが1より小さい時にtrue

優先順位について

1つの式の中で複数の演算子を使用する場合は、演算子の優先順位に従いながら左から処理されます。
四則演算だけであれば、算数と全く同じで、優先度を変更したければ優先したいものを()で囲みます。

プログラムでは、比較演算子など四則演算だけでない演算子もよく使いますので、どういった順番で処理されるのか注意が必要です。

例えば、以下の論理演算では、

a>1 && b>1

まず、a>1とb>1がそれぞれ評価され、最後にその結果同士で&&を評価します。

その他の演算子

この他にもnew演算子や三項演算子など、演算子と呼ばれるものはちょいちょい登場します。
次回以降で、必要に応じて解説します。

次回は、ちょっと特殊なデータ「配列」について解説します。

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